吸血鬼について

吸血鬼が生きるために、もしくは自らの生命力を増すために 血や心霊エネルギーを吸うことを「ヴァンピリズム」と呼ぶ。

食物から栄養は摂取できるが、「ヴァンピリズム」が極端に減少すると活動できなくなる。
逆に、日光を避けて眠ることで「ヴァンピリズム」の巡りを停止・仮死状態になることもできる。
そのため飛白などは、棺桶で過ごしていた２年間を「死んでいた時間」ととらえ、年齢に数えていない。

吸血について

「ヴァンピリズム」を補うための行為。
生きている人間の生き血を啜ることで成立する。

例えば血を冷凍させ、後日それを飲んでも意味をなさない。
吸血される側は噛まれる痛みのほか、性的な快感を得られ、
吸血する側はその味から様々な感覚を得られるが、いずれも個体差がある。

「ヴァンピリズム」は、吸血鬼のリビドーを刺激すると言える。

キョンシーについて

キョンシーと言っても、裏子の場合はゾンビではない。

一度死んで、もう一度「蘇えった」のであるから、生きている人間と何らかわりなく、 心臓も動いているし、空気も吸う。
ただ決定的に違うのは、今の命は裏子本人のものではなく、他の人間から与えられた命だということ。
彼女の命は弾丸に撃たれて終わっているのだ。